スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Poem*21 (長文)

title-夢の中-


気が付いたら、星が輝く宇宙-うみ-の中をぷかぷかと浮いていたんだ。

何故か、普段寝巻に使ってるスウェットを着てて
息が苦しくなくて、空気がほわっと暖かい。

360°ぐるっと見回しても同じ光景がずーっと続くばかりで
体が吸い込まれそうになる。。。

と思った矢先、物凄く大きな音が聞こえ耳を塞ぎ
音がする方向を向いたら真っ青な地球が現れてた。

地響きを起こしたのかと思えば

「またここに迷いこんできた者がおるとは。。。。」 
と独り言のようにぶつぶと呟き始めた。

その声は、凄くしゃがれてておじいさんの声だった。

急な事に驚きすぎて、目をぱちくりして息を飲んでいたら
「何をそんなに驚いておる?わしはここの長じゃよ」と話しかけてきた。

「長・・・・?」と声を振り絞って聞いたら

「そうじゃ、わしはいつもこの宇宙-うみ-に怪しい者が
入って来ないか監視しとるんじゃよ」と答えた。

「え、じゃぁ自分も・・・」と言いかけたら
「君はどう見ても子供じゃ、怪しい奴には見えん。最近よくいるのじゃ
君みたいに急にふっと現れて、迷いこむ子供が」と、うーんと唸りながら答えた。

(よくもなにも、こんなところに来るなんて不可能でしょ)なんて
ちょっと怪しいなと思っていたら

「今、疑ったじゃろ?でも君もここに来ている」
と全てを見透かしたように、鋭い言葉を言われてしまった。

「はっはっは、まぁ、よい。初めて来たのなら、この世界を堪能していくと良い。
わしはちょっと寝る。絶対にこの機会を無駄にするでないぞ」

と意味ありげに勿体ぶった言い方をして
また物凄く大きな音を立てて笑い

そのまま遠くのどこかへ消えてしまった。。。

耳を塞ぎながら(堪能って言ったって、確かに綺麗だけどずっと同じ光景じゃん)と
ちょっと飽きたなーと思いつつ、次に何をするかを考えた。

「まぁ、こんなに広いんだし移動してみようかな」なんて独り言を言い
ぎこちない泳ぎ方をしながらその場を離れようとした、、、、、その時

スウェットの右ポケットから聞き覚えのある音楽が聞こえてきて
慌ててポケットの中身を取り出したら

いつも自分が使ってる携帯が出てきた。

「あっ、あれ?なんでこれがこんなところにあるの?」と
思わず間の抜けた声を出してしまった。

画面を開くと、なんと「お母さん」という文字と番号が
載っていて、恐る恐るボタンを押し出てみると、、、、、。

「あんた、いつまで遊んでんの?早く帰ってきなさい!」
という怒鳴り声が聞えてきた。

「へ?」と、また間抜けの声を出してしまった。
「へ?じゃないわよ!いま何時だと思ってるの?夜中の12時よ!」

「え、あ、はい!!今から帰るから!」とガミガミ聞こえる声を
ブツッと切るように、電源を切った。

「せっかく、これからという時に・・・・」とため息をつき
若干焦りを覚え、出口を探そうとしたら

急に息が苦しくなってきて、「え、嘘、何これ、どうしよう、
うっう、死・・・ぬ」

「誰か!!!!!!」と叫んだと同時に

「ニャーニャー、ニャーニャー」という鳴き声が聞えた。
辺りを見回すと、そこは自分の部屋で

ネコが二匹ベッドの上でゴロゴロ転がっていた

物凄く荒く呼吸をしてて汗がびっしょりだった。
それと何故か理科の
教科書とノートが枕の横に置いてあった。

(一体あれはなんだったんだろう)と疑問に思っていたら

一階から「ちょっとー!?いつまで寝てるのー?今日はテストでしょー!
 遅刻しても知らないからねー!」

という声が聞えてきて、ごそごそと慌てて時計を見ると
テストが始まる1時間前だった。

学校は、駅から電車で40分かかるところにある。

「やば!!!!!!!!!!急がないと!!!!!!!」
と大きな声を出し、慌てて支度を始めた。

(あの夢、地球、宇宙、)とゴチャゴチャしてる頭を整理して

しばらく考えてから

「あーっ!!!」と叫んで
「テスト!今日、理科で天文のテスト!!!」と思い出し

同時に、昨日の夜ベッドで毛布にくるまりながら
教科書とノートを読んで暗記してたことも思い出した。

地球が言っていた「絶対にこの機会を無駄にするな」

という言葉の意味はもう少し後になってからわかったのだった。

スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。